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卵巣がん手術の事後の再発予防にトリキュラーは有効

トリキュラーは三相型の低用量ピルで、日本では広く避妊のために使用されています。
28日分が1シートとなっている包装になっており、卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)と黄体ホルモン(レボノルゲストレル)の配合量、配合割合を変えた3種類の錠剤が入っています。
トリキュラーには1週間の休薬期間があるトリキュラー21と休薬の代わりに偽薬(有効成分の含まれない錠剤)を1週間服用するトリキュラー28があります。

このトリキュラーには卵巣がん手術の事後のがん再発予防に有効性を示します。
それについてここから説明します。

卵巣がんは日本においては増加傾向の疾患であり、女性特有のがんです。
また再発が起こりやすいことが特徴で、数年以内に約半数が卵巣がんを再発します。
つまり手術の事後の再発予防治療が非常に重要となってきます。
その事後の再発予防管理には低用量ピルが有用であると言われています。
低用量ピルを継続的に服用すると排卵が起こらなくなります。
卵巣は排卵が起こるたびに卵巣内組織の破壊、炎症、修復を繰り返しています。
慢性的な炎症は発がんに関与するため、この排卵の繰り返しによって卵巣がんの再発が誘発される可能性があるのです。
しかし低用量ピルを使用することによって排卵を止め、卵巣での炎症の原因を断ち、卵巣がんの再発を防ぐことができるのです。

便利な薬なようですが副作用もあり、嘔吐、悪心が起こりやすいです。
ですから、ナウゼリンなどの制吐剤と併用するケースも多いです。
また血栓・塞栓症のリスクが増加します。
ですから、今まで脳梗塞を発症したことがある人や35歳以上の喫煙者といった血栓・塞栓症のリスクが高い方には基本的には禁忌の薬となっています。

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